オマリーが中谷を今岡に教えたやり方で打撃指導と。
やり方は後ろからトスをして打たせる方法。
これはインサイドアウトにするための打撃軌道を確認
するためで、嫌でも「体が開かない」ようにすることを
会得するエクササイズである。
02年の春の安芸キャンプで今岡に当時の手塚一志
と一緒に教えたやり方でこれがはまって今岡は
大ブレイクした。田淵と手塚のいう「うねり打法」が
見事にはまった選手の例。
何回も書いてるがインサイドアウトにするための打撃
理論は次の通り。
・捕手側の足の股関節の体重が
・投手側の足の股関節に移り(=すなわちぶつかる)
・その投手側の足の股関節を始点にして骨盤が回転
・それゆえ軸足が投手側の足にしている
(・そのため捕手側の足裏は「めくれた」状態に近い)
・投手側の腕でリードを取り、肩甲骨のすぼみにより
トップを作り
・肩甲骨の収縮が起こり腕が振られる。
・さらにリードの手の肘が常にボールと正対している
・そのため脇が開かずヘッドが下がらない
これを考えるとサンスポに出てるように掛布が中谷の
スタンスを狭くさせたのは正解。
なぜなら、広いと上記に書いてある股関節の体重移動
が十分にできず、腰の回転が始まり結局は「腰が開く」
といった打ち方になる。
これはまさに手打ちになることを意味している。